構造化光スキャンのコツ
左右対称または平で特徴のない物体をうまくキャプチャするには、スキャナーが追跡するための明確な特徴がないため、準備が必要です。これにはいくつかの方法があります:
① マーカーを置く
① 物体の表面にマーカーポイントを不規則に配置します。 ② スキャン設定で「マーカー」または「全域マーカートラッキング」選択します。 ③ 対象物をスキャンします。 |
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異なるマーカーとスキャナーの場合は、以下のガイドに従ってください:
マーカーは 3~4 cm の間隔で配置し、1 フレームに 5 個以上配置します。
RANGE シリーズ、MIRACO シリーズ( 遠距離モード )を使用する場合は、6~8 cm の距離にマーカーを配置してください。
1~2 cm の距離にマーカーを配置し、1 フレームに 5 個以上のマーカーを配置します。
ご注意:スキャンスプレーとマーカーを使う場合は、スキャンスプレーを先に塗ってからマーカーを置いた方がお勧めです。そうすることで、完成後にマーカーを取り除くのが少し簡単になります。
② マジックマット
マジックマットは、ある物体の下に敷くことで、ステッカーを使わずに素早くマーカーを引くことができます。
③ ターンテーブルトッパー
ターンテーブルトッパーをターンテーブルの上に置くと、表面積が小さすぎて十分なマーカーポイントを配置できない対象物に、あらかじめマーカーポイントを配置することができます。
④ 参照オブジェクト
スキャンする対象物の周りに、特徴あるオブジェクト( ほとんどの Revopoint 3D スキャナーに付属している小さな像のようなもの )を配置します。スキャンを設定する際、特徵モードを選択します。
スキャナーはスキャンされる対象物と一緒にこれらをキャプチャし、後処理で簡単に取り除くことができます。
このような性質を持つ表面は、光を吸収したり、何も反射しなかったり、あるいは反射しすぎてスキャナーがそこにあるものを見ることができなかったりするため、スキャンするのに難しい場合があります。この種の表面は、それに対処するためにつや消しにする必要があります。
① スキャンスプレーで、対象物の表面を軽く均一にコーティングします。
② ベビーパウダーやメイクアップパウダーのような細かいパウダーで、対象物の表面を軽くコーティングします。
① 物体にマーカーを貼る際、マーカー同士の間隔を6~7cmに保ってください。対象物のサイズが小さすぎる場合は、2軸ターンテーブルやマーカーブロックなどのアクセサリを使用するか、マーカーを対象物の周囲に貼り付け、スキャン環境を整えてください。なお、柔らかいパッドや布の使用は避けてください。
② マーカーの数が多くなりすぎないように注意し、スキャン中の各フレームで、少なくとも5つのランダムに配置されたマーカーが検出されるようにしてください。
③ エッジ部分や溝、複雑な曲面などの重要な箇所には、マーカーを多めに配置するようにしてください。
④ スキャンを開始する前に、マーカーが十分に配置され、かつ遮蔽されていないことを確認してください。
⑤ マーカーがしっかり貼り付いており、剥がれや浮きがないことも確認してください。
⑥ 変形を防ぐため、曲面へのマーカーの貼り付けは避けてください。
⑦ 直射日光の下ではマーカーを使用しないでください。反射光がスキャン結果に影響を与える可能性があります。
⑧ 粘着タイプのマーカーは、繰り返し使用を避けてください。接着力が低下し、スキャン中にずれてトラッキングが乱れを引き起こす恐れがあります。
⑨ 高精度なスキャンが必要な場合は、内径6mmのマーカーの使用を推奨します。
ご注意:異なるサイズのマーカーを混在させると、スキャン精度に影響を及ぼす可能性があります。